４月、新学期が始まりハルヤは小学４年生になった。ハルヤは相変わらずのいたずら好きのやんちゃな子でクラスの嫌われ者だった。 そのクラスに転校生がやって来た。弥生さくらという恥ずかしがり屋な女の子だった。 恥ずかしがり屋のさくらも次第にクラスに慣れていき、いつしかクラスの人気者になっていた。 さくらの周りにはスミレやインテリなどいつも沢山の友達が集まっていた。そんなさくらにハルヤいたずらばっかりしていた。 次第に二人は遊ぶようになってゆき、ハルヤはさくらを喜ばせようと色んな所に連れて行った。すっかり二人は大の仲良しになっていた。 そんなある日さくらが学校を休んだ。気になったハルヤはスミレとインテリにさくらの事を聞いてみた。 だが二人とも首を傾げ？何の事？二人ともさくらの事を知らないと言う・・・ ふざけるな！とハルヤは教室を飛び出し先生にさくらの事を聞いた。 しかし先生もさくらの事を知らないという・・・そんなバカな・・・ さくらは一体何者なのか？ハルヤは夢を見ていたのか？ それはハルヤとさくらの切なくはかない不思議な恋の物語だった！